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尖閣諸島等の領海警備
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/books/report2005/tokushu/p018.html

領海警備
 四面を海に囲まれた島国である我が国は、物流や人の往来等、国民生活や経済活動の基盤において、幅広く「海」を利用し、その利便性を享受しているところですが、その一方で海を介して外国から我が国の平和や安全を害するものが流入してくるおそれにも直面しています。
 この海が我が国の安全や秩序を脅かす入口や舞台になることがあってはなりません。そのため、海の警察機関である海上保安庁は、我が国領海*1における外国船舶の動きに目を光らせており、外国船舶が国際法で認められた「無害通航*2」や「緊急入域*3」以外の目的で領海内において停泊、徘徊したりしていないか、あるいは、不法行為を行っていないかを監視し、違反を発見した場合には、取締りを行う等領海警備に全力を尽くしています。
 沖縄県石垣市の尖閣諸島は、昭和46年以降、中国、台湾が同諸島の領有権を公式に主張しており、度重なる領有権主張活動が展開されたことから、海上保安庁では周辺海域に常時巡視船を配備し、また定期的に航空機をしょう戒させ外国船舶による領海侵犯、不法上陸等に対する警備に当たっています。

 また、我が国固有の領土である北方領土、竹島では、これまで様々な場面でその領有権について周辺国と問題が発生し、その都度、これらの島々は我が国の固有の領土であることを内外に明らかにしてきました。このような島々の領有権に関する問題は、領土の問題のみならず領海及び排他的経済水域などにおける水産資源及び鉱物資源などの我が国の国益に密接に影響します。
 このような我が国を取り巻く環境において、我が国の領土・領海を守り、さらにはその周辺海域における周辺国の不法行動に対して我が国の毅然とした姿勢を明示していく必要があることから、これらの島々の周辺海域では、重点的に領海警備を行っています。

尖閣諸島

 尖閣諸島は、沖縄群島西南西方の東シナ海に位置し、魚釣島、南小島、北小島、久場島、大正島からなり、一番大きな魚釣島を起点とすると、石垣島まで約170km、沖縄本島まで約410km、台湾までは石垣島と同じく約170kmで、中国大陸までは約330kmの距離があります。
 尖閣諸島は明治時代に正式に我が国の領土に編入されました。当時の政府は、明治18年以降再三にわたって尖閣諸島の現地調査を行い、単に無人島であるのみならず、清国の支配が及んでいないことを慎重に確認したうえ、明治28年1月14日、現地に標杭を建設する旨の閣議決定を行い、正式に我が国の領土に編入することとしました。明治29年頃には魚釣島や南小島ではかつお節や海鳥のはく製等の製造が行われており、魚釣島には、それに供した船着場や工場の跡が今も残っています。
 また、戦後は、サンフランシスコ平和条約に基づき、尖閣諸島は南西諸島の一部として米国の施政権下に置かれ、昭和47年5月、沖縄復帰とともに我が国に返還され現在に至っています。
 以上の事実は、我が国の領土としての尖閣諸島の地位を何よりも明瞭に示しています。しかし、昭和43年、日本、韓国及び台湾の海洋専門家が中心となり、国連アジア極東経済委員会(ECAFE)*4の協力を得て東シナ海海底の学術調査を行った結果、東シナ海の大陸棚には豊富な石油資源が埋蔵されている可能性があることが指摘され、これが契機となって、にわかに関係諸国等の注目を集めるようになりました。
 台湾は、昭和46年4月、公式に領有権を主張し、平成11年2月には、同諸島を含んだ領海基線を公告しました。一方、中国も昭和46年12月から公式に領有権を主張し始め、平成4年2月には、尖閣諸島を中国の領土であると明記した「中華人民共和国領海及び接続水域に関する法律」を施行しました。
 さらに、平成8年7月に国連海洋法条約が我が国について発効し、排他的経済水域が設定されたことに伴い、同諸島周辺における漁業活動への影響が生じたことに対する不満や、北小島に日本の政治団体が簡易な灯台を設置したことに反発し、台湾・香港等で「保釣活動」と呼ばれる領有権主張の活動が活発となり、尖閣諸島周辺の領海に侵入するなどの大規模な領有権主張活動が行われるようになりました。
 平成14年4月、政府は、尖閣諸島を平穏かつ安定的な状態に維持するため、同諸島の魚釣島、南小島及び北小島の3島を同島の所有者から借り上げましたが、これに対しても、中国、台湾は激しく反発しました。
 近年、特に中国において新たな活動団体が台頭し、急激にその勢力を拡大、全国規模で尖閣諸島の領有権主張活動を展開しています。こうした背景の下、平成15年6月、中国本土からは初めて、中国人活動家の乗船した船が尖閣諸島の領海内に不法侵入する事案が発生しました。さらに、同年10月に1件、平成16年1月と3月に2件の同種事案が連続して発生しています。中でも、平成16年3月の事案では、警備の間隙を縫って中国人活動家7名が魚釣島に不法上陸するに至りました。
 海上保安庁では、平素から尖閣諸島周辺海域に常時巡視船艇を配備し、さらに定期的に航空機によるしょう戒を行うなど、警備に取り組んできたところです。しかしながら、平成16年3月の事案において、結果として不法上陸されるに至ったことを踏まえ、警備の体制や手法を強化するとともに、関係省庁とも密接に連携しながら、事前の情報収集を図り、万全な体制で厳正かつ適切な領海警備を行っていきま。また、政府としては、以前から我が国の政治団体などに対して上陸しないよう指導を行ってきたところですが、上記上陸事案の発生を踏まえ、あらためて尖閣諸島への上陸禁止の意志を明確にしました。このような中、本年2月、魚釣島の灯台の所有者(漁業関係者)からその所有権を放棄するとの意思が示され、同灯台は民法の規定により国庫帰属財産となりました。
 現在の魚釣島灯台は、昭和63年に日本の政治団体が設置し、その後漁業関係者に譲渡されていましたが、この灯台は、設置以来長年が経過し、付近海域での漁ろう活動や船舶の航行安全に限定的とはいえ寄与しており、更に国が賃借している土地の上に設置されているという事情もあることから、魚釣島灯台の機能を引き続き維持するため、平成17年2月、政府全体の判断により、必要な知識、能力を有する海上保安庁が航路標識法に基づく所管航路標識として「魚釣島灯台」の保守・管理を行うこととしました。
 海上保安庁では、魚釣島灯台の設置を航行警報により航行船舶に周知し、官報告示するとともに、海図へ記載したところであり、今後とも、この灯台を適正に維持管理していきます。


▲活動家船舶(平成15年6月 ▲領有権主張活動(平成16年1月)

author:senkakujapan, category:尖閣諸島, 23:23
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■ガス田開発――日中協力の芽はある
朝日新聞  平成18(2006)年06月23日付
http://www.asahi.com/paper/editorial20040623.html

 中国が東シナ海で進めている春暁ガス田開発をめぐって、日中間の緊張が続いている。日本が海の境界として主張する「中間線」まで数キロという場所にあるからだ。

 鉱区が中間線をはみ出しているのではないか。日本のガス資源がストローで吸い取られるように奪われるのではないか。日本政府や自民党の中から、そんな疑問や不安が出ている。

 李肇星・中国外相と会った川口外相が日本側の懸念を伝えたうえで、ガス田の鉱脈や鉱区に関するデータの提供を求めた。すると、李外相の方から「中日間の相違を棚上げし、共同開発するのはどうか」と提案してきた。

 「中日間の相違」とは、排他的に資源開発ができる経済水域について、日本と中国の主張が異なっていることを指す。双方の海岸からの中間点を境界にすべきだという日本に対し、中国は大陸棚が続いているとして、ずっと沖縄寄りを境界だと主張してきた。それでも、春暁ガス田開発の拠点を中間線の中国側に置くなど「配慮」はしているようだ。

 海の場合も、境界についての合意は簡単ではあるまい。共同開発は現実的な解決策のひとつだろう。

 ただ、春暁ガス田は欧米メジャーと組んだ開発が進み、来年にも中国へのガス輸送が始まる。この段階で本当に日本側が参加できるのか、はっきりしない。時間稼ぎにすぎないという見方もある。

 それでも頭ごなしに断らず、中国側の提案内容をじっくり聞いてみてはどうか。出資の見返りにガスを有利な条件で引き取る、中国の持つデータをもとに日本も中間線の日本側で開発をする、といった道が開けるかも知れない。

 経済成長に伴う旺盛なエネルギー需要を賄うため、中国は資源開発を活発におこなっている。東シナ海の探査や開発は今後も進み、境界をめぐる問題が各地で起こりかねない。だからこそ、春暁ガス田をきっかけに日中協力の可能性をさぐってもらいたい。今回は協力が実現しなくても、次の糧になるはずだ。

 双方が心すべきは、いたずらに相手を刺激するような行為を控えることだ。中国は領海法で尖閣諸島を中国領土に組み入れた。日本の排他的経済水域内で事前の通報なしに調査船を活動させてきた。こうした行為が、中国からの共同開発提案にも疑心暗鬼を生むのだ。

 主権と国益がぶつかる海洋資源の共同開発には、国と国との良好な関係という支えが必要になる。その点で、靖国神社参拝を当然とする小泉首相や、海洋権益を守るために自衛隊の能力強化を主張する自民党の姿勢も気掛かりだ。

 中国がエネルギーを安定的に確保することは、日中が中東原油の奪い合いをして値をつり上げるといった事態を避けるためにも、中国に進出した日本企業のためにも大事なことだ。

 経済の相互依存がどんどん深まる時代だ。視野を広げて考えていきたい。

author:senkakujapan, category:尖閣諸島, 23:15
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尖閣諸島の写真がありました
釣り情報からも思わぬものが見つかるものです。
沖の北岩などの写真は本当に珍しいし、
大正島のこの角度からの写真は始めてみました。

http://marinechallenger.kir.jp/chouka/tokara/2000/2000.htm
尖閣諸島情報・・・
尖閣諸島は沖縄から約13時間、石垣島からおよそ4〜5時間の海域に有り国内で尖閣へ遠征できる許可を持っている遊漁船は、私の知る限り一隻も無い、海上保安庁で調べた結果も同じであった、つまり遊魚で尖閣へ行く事は違反営業で、違反をすれば罰金300万円以下に合わせて営業停止2年の重罰である、海上保安庁の巡視艇が2隻尖閣海域を毎日警戒している、又ジェット機やヘリコプターでの監視もほぼ毎日行われている、台湾船等の外国船が尖閣の日本領土海域に侵入しないようにでしょう、私自身未知の海域期待と不安そして異常なまでの緊張感、夜の停泊がなんだか心配・・・私は事前に保安庁に連絡していた
ので、停泊は巡視艇の近くにアンカーを入れて寝ました、これ程までに保安庁が力強く感じた事は初めてでした、違反者を取り締まるだけでは無く、我々を守ってくれる有り難い方々でした。
遊魚で台湾から尖閣に来ているようだが監視がきびしくA級ポイントへはとうてい入れないようです。
★ 平成17年1月、マリーンチャレンジャー号で尖閣諸島(センカクショトウ)に行って来ました。
尖閣で私が感じたことは、・・・とにかくイソマグロが多い、ジグを落とせばフォール中にアタックしたジャーク開始にすぐにヒットする、サイズは20kg〜30kgです、又泳がせ釣りでチャレンジしょうと思い、エサとなるムロアジ釣り仕掛けを投入するとムロアジが入食い・・・しかし・・・ムロアジは、一匹も上がってこない、なぜなら、サビキにムロが掛り、掛ったばかりのムロにイソマグロがアタックしてサビキごと引きちぎってしまう状態で釣りにならない、このほかGT(トレバリー)もかなりの数生息しているようです、水温が沖縄近海で21,3℃ですたが尖閣ではその時期23,2℃で約2℃
の差が有りました。
GTに関しては大きさよりも数釣りポイントかも?釣りポイントの広さとしてはトカラ列島の10分の1位だと感じました、狭い海域の豊富な魚達をずっと、ずっとこのままの姿で未来に残したいような気もします。


北小島と南小島



南小島



尖閣(魚釣島)トカラの諏訪瀬島に似ています



尖閣(沖ノ北岩)


黄尾嶼→久場島です



赤尾嶼→大正島です



釣れたイソマグロ、全てリリースできました



のどかな雰囲気も・・・!
author:senkakujapan, category:尖閣諸島, 07:56
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最古の名 ― 尖閣諸島(魚釣島久場島)の古名はクバシマ
http://homepage1.nifty.com/NANKIN/sakiname.htmに大変参考になる記事が掲載されていた。 久場島の島名の由来を中心に調べておらが、大変に得難い資料となっているので是非皆様にもご一読頂きたく思います。

        __________________________________________
☆尖閣諸島は琉球の一部か
 尖閣諸島は琉球の人々にとっては早くから知られていたのである。古来からというしかない。
 これらの島は黒潮という巨大な海流のなかにある一連の島々である。島々を琉球から切り離すことは出来ない。与那国から黒潮にのれば半日で尖閣に達してしまう。地図にこの黒潮という大河を描き込んで、尖閣諸島がどこと最接近しているのかをよく認識しておかねばならない。海流のことも考えて地理的接近性をみれば、尖閣諸島は琉球の一部である。
 明人が先に発見し、琉球の人々が明人から島の存在を教えられたという事実はない。琉球の人々が沖縄海に浮かぶ島を琉明関係が始った十四世紀後半になるまで知らないはずがない。
 しかし琉球の人々が存在を知っていただけでは、琉球の一部であるとはいえない。だがクバや鳥のもつ宗教的意味を考えれば琉球の人々がこの島々を領域外におくはずがないことがわかる。これは神島である。
 当時の沖縄の宗教、交易・漁業等の文化的要因、それに海流、季節風などの自然的要因を総合して考えてみれば、尖閣諸島は琉球の人々に昔から知られていたことは明らかである。また琉球の一部であるとみなされていたことも明かである。
 ではなぜ琉球の一部であることが記録にしっかりと現れないのであろうか。やはり琉球の人口の稀薄さに理由がある。
 繰り返すが、地理的接近性だけで領土の帰属が決まるものではない。だから文化的歴史的諸考察が必要だったのである。更に続けよう。
 
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author:senkakujapan, category:尖閣諸島, 07:00
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